B2B AI会社でデザイナーとして働くということ (Oh! Design Day)

2023/07/13 | 3分
b2b ai会社でデザイナーとして働くということ (oh! design day)
 
  • キャリー(プロダクトデザイン)

  • B2B、AI会社のデザイナーが気になる方

    企業顧客向けの製品を作っている方

    様々な部署と連携している方

  • B2B AI企業で働くデザイナーはどんな悩みを抱え、どのように解決していくのでしょうか? アップステージのデザインチャプターが集まり、顧客と製品の間、黄金バランスを見つけるための経験とアイデアを共有した第1回「Oh!Design day」の現場の様子をご紹介します。

  • ✔️ Oh!デザインの日

    ✔️ Session 1.顧客と製品間の黄金バランスを探す

    ✔️ Session 2.ChatGPTで注目される対話型インターフェース

    ✔️ おすすめ図書交換、デザイナーからデザイナーへ

    ✔️ 上半期を振り返って、オデッセイ Check out

こんにちは、プロダクトデザイナーのCarrieです🧤 アップステージのデザインチームは大きくブランドデザイン、プロダクトデザインの2つの職種に分かれています。2023年上半期、アップステージでは、製品を作る異なる職種が一つのチームになって、より速いスピードで走るための新しい目的組織設定がありました。 これにより、機能組織内に集まっていたプロダクトデザイナーも、それぞれが作っている単一の製品に集中して独立して働くことができるようになりました。

そして、既存のデザインチームはチャプターというゆるい組織で結ばれ、業務に必要な知識を共有するなど、必要なデザイナー同士のコミュニケーションを続けています。今回は、デザインチャプター初の公式オフラインコミュニケーションイベントOh!Design day(a.k.a.a.オデデ)」をご紹介します。




なぜ、そしてどのように行われたのですか?

テクノロジー企業、それもB2Bセールス中心のAI企業で働くデザイナーは、どのような悩みを抱えていて、どのように解決しているのでしょうか? 今回の第1回目のオデッセイは、本格的に製品に顧客が現れ、技術が急変している現段階でデザイナーが直面している悩みを率直に共有し、より良い解決方法を模索する場となりました。

그렇게 첫 번째 오디데이는 두 개의 경험 공유 세션과, 나만의 추천서를 소개하고 교환하는 시간, 그리고 간단한 상반기 회고로 이루어졌습니다. 그럼 바로 소개해 볼게요. 첫 세션이었던 <고객과 제품 사이, 황금 밸런스 찾기>는 프로덕트 디자이너 Journie가 준비해 주었습니다.


Session 1.顧客と製品間の黄金バランスを見つける

企業顧客のための製品を作るというのはどんなことでしょうか?Journieはアップステージに入社する前は、同じような性質を持つB2B SaaS(Software as a service)製品を作る会社でプロダクトデザインを統括していました。 このセッションでは、Journieが様々なビジネス顧客と契約し、プロジェクトを進める過程でデザイナーとして直面した困難と、その結果得られた教訓を共有しました。

よくあることですが、B2B製品を開発するスタートアップには様々な試練が訪れます。製品がない状態で始まった営業、契約を調整していく過程で起こった製品組織と事業組織間のミスコミュニケーション、ターゲットユーザーを明確に定義せずに開発され、誰も望まないものになってしまった製品、苦労してユーザーデータを集めて真の価値を見つけた後、再び立てた目標が突然の巨大なディールに埋もれて消えてしまう経験...このような困難を、デザイナーはどのように乗り越えていけばいいのでしょうか?

b2b AI会社のデザイナー

1.無理なカスタム機能を要求する顧客に備えて、内部基準を設ける。

製品に最初から用意された機能をそのまま提供し、美しく顧客満足を実現することは、B2Bスタートアップにとって理想的なことでしょう。 約束した製品を開発し、提供する一連の過程で、企業顧客が望むカスタム機能開発が求められることがあります。鉄옹성의ように堅固に見える契約書類が両社の間で何度もやり取りされるにもかかわらず、実際の業務はかなり柔軟に行われるものです。

もし、契約内容を両社が異なる解釈をして誤解が生じたり、お客様に事前に協議されていなかった機能が必要になった場合はどうでしょうか?

尖った正解がないこのような状況では、メンバーそれぞれの専門知識と経験を集め、会社内外で通用する基準を策定し、問題解決のガイドラインとすれば、頼もしいリソースとなるでしょう。 特定の顧客社だけのカスタム機能を提供することにした場合、具体的にどのくらいのリソースが必要なのかを算定し、合理的な交渉を引き出す戦略的なツールとして活用することもできるでしょう。


2.ユーザーを明確に定義し、最小限の機能を盛り込んだ製品を作る。

当たり前の話ですが、案外多くの製品が誰が使うのかが十分に考慮されずに作られることがあります。企業顧客のドメインが外部から深く理解しにくい特性を持つものであればなおさらです。 企業顧客内の実際のユーザーに直接会うこともできず、データも入手しにくい状況であれば、デザイナーは 망망대해で一人で漕ぐように製品を作ることになります。 また、組織構成員がデザイン知識やUXリサーチに基づく製品開発プロセスに対する共感が不足している場合、「こんな人が使うだろう」という曖昧なペルソナを持ったまま製品を作ることになりがちです。

結局、このような明確な基準がないまま、様々な背景を持つ利害関係者の意見を聞きながら一つ一つ機能を付けていくと、実際のユーザーは必要としていなかった雑多な機能がごちゃごちゃ付いて、誰も欲しがらなかった製品が誕生します。 そして、ほとんどの場合、この製品が誕生し、仮説が間違っていたことを実際に検証するためには、また貴重なコストがかかります。 後からユーザーデータを集めるためにログを植え、データを分析し、内部人材を説得するのにかかる時間と労力がそれです。

出典:https://brunch.co.kr/@cliche-cliche/185

3.サービス企画段階から事業組織と製品組織が一緒に目標指向で動く。

製品が与える価値を通じて営業を行うチームと、その製品を直接開発するチーム間のコミュニケーションが活発でない場合や、お互いのコンテキストが十分に共有されていない場合があります。なかった製品を初期から作っていく過程で、両組織の間に大小のコミュニケーション不足が生じると、ビジネス目標と製品の方向性が異なる大きな問題や、事業内容になかった機能を開発しなければならないなどの小さな問題につながります。

多くの場合、プロダクトデザイナーはユーザーの視点だけで考えるため、ビジネス的な視点が欠けていると思われがちです。 しかし、ユーザーを最優先に考えることと同じくらい重要に考慮すべきはビジネス的な要件です。企画の初期段階からしっかりとした仮説を立てて出発することが難しい場合は、事業チームの協力の下、リサーチをもとに信頼できる根拠を収集し、製品の方向性を一緒に策定していくことが重要です。

事業組織と製品組織が一緒にサービスの方向性を設定していくことで、その過程で必要な様々な視点を網羅することができ、組織間のコミュニケーションも円滑になる。- 出典:BeusableブログBeusableブログ

Session 2.ChatGPTで注目される対話型インターフェース

2022年にOpenAIが公開したChatGPT3.5で、すでに多くの人にとって人工知能との会話は自然な日常になっています。 分野を問わず、様々なサービスがChatGPT APIを活用して新しい可能性を実験しており、既存のデジタル体験の一部を置き換えたり、補完しようと試みる姿も簡単に見つけることができます。

その中で、私たちがすでに慣れ親しんでいる検索窓をインタラクティブなインターフェースに変えることは可能なのでしょうか?プロダクトデザイナーTimは、決まった答えも明確な成功事例もないこの問いに、様々な実験的な事例を通して、対話型人工知能が変えることができる未来を頭の中に描いています。

サービスへの適用が進んでいるGPT。 左からAIコーチ、スタイルチャット、AskUp。

サービスに急速に適用されているGPT

会話以外のインタラクションでユーザーに答えを与える適用事例。ShopAIは直接商品リストを表示し、instacartは予想される質問を関連検索語の形で提供し、入力にかかる時間を最小限に抑える。Yanolzaは商品に対する6ヶ月間のレビューを総合して要約して提供する。


しかし、ユーザーは本当に「会話」を望んでいるのだろうか?

私たちに慣れ親しんだ検索経験はこのようなものです。 短いキーワードを検索窓に入力し、関連する検索結果から一つずつフィルタリングして欲しいものだけを残すようにフィルタリングしたり、直接ブラウジングして欲しい結果を探します。 つまり、質問を投げかけるには小さな努力がかかりますが、欲しい答えを得るには大きな努力が伴います。一方、ChatGPTを検索の代わりに利用したことがある人なら、自分が望む答えを素早く正確に得るためには、長い質問、つまり大きな努力が必要であることがわかります。

ChatGPTを利用した検索と従来のポータルサイト検索の違い

デジタル環境、特にコマースサービスで検索行為をするユーザーを考えると、何かを探したいものが正確に存在する集団と、特別な正解がなく、ただ探索する集団に分けられると思います。 また、どのデバイスを使ってサービスにアクセスするのかも検索体験に影響を与える要素です。モバイルであればあるほど、ユーザーが直接入力しなければならない部分を減らし、簡単に目的の結果にアクセスできるインターフェースが必要でしょう。

単に「検索をチャットボットに置き換えよう」という考えではなく、各技術が持つ利点を相互補完的に既存の経験に溶け込ませるのはどうでしょうか?私たちは、対話型人工知能だけが与えることができる経験を、それに適したインターフェースに組み込んだとき、どのような新しい価値を伝えることができるのか、自由に考えてみる時間を持ちました。


🤔検索窓に自然言語で検索語を入力すると、目的の検索結果がフィルタリング内容と一緒に返され、会話のように自然な検索と少ない入力で結果を閲覧することができる検索が可能です。

🤔文脈を記憶する対話型人工知能の強みを活かしたパーソナライズされた検索

🤔希望の料理レシピを自然言語で検索すると、食材をカートに一度に入れてくれる機能

アップステージは生まれたばかりのDocument AI Packを市場に投入し、ユーザーの反応を待っています。 また、技術の進歩に伴うユーザーのニーズの変化も見逃さず、積極的に製品に組み込む機会を探しています。 このような状況で、JournieとTimが共有してくれた経験と悩みは、B2B AI製品を作っているデザイナーにとって素晴らしい指針と慰めになりました。

推薦図書交換、デザイナーからデザイナーへ

10人のデザイナーがそれぞれ1冊の本を用意し、紹介した後、読みたい人が自由に持ち寄りました。 興味のあるテーマの本を持って会話をすることで、自然と今考えていること、悩んでいることを話し合うことができました。

知っているという錯覚(ジョンウォン → Journie)
魚が水を見ることができないように、知っているという錯覚は問題を正しく発見することができません。 人類学博士である著者が本当の問題を見つけるために世界の隅々を回って得た隠された手がかりと新しい洞察方法を教えてくれる本です。 問題を発掘しているプロダクトデザイナーにおすすめです。


1️⃣THE ONE THING(Kate → Tim)
あちこちで最善を尽くして一日を過ごしたのに、終わってみると「今日は何をしたんだろう」と思うことがあります。 この本は、長期的な目標を達成するためにロードマップを立てて実践するための効果的な方法を提示しています。 結局、何かを成し遂げたいのであれば、今日やるべきたった一つのことは何なのかを考えることができます。


ピープルウェア(カット→同心)
プロダクトをデザインするだけでなく、チームをマネジメントする立場になった時に勧められた本です。 87年に出版され、今でも教科書みたいに読まれているIT業界の古典だそうです。 最近抱えている困難を解決するために、著者のシニカルでありながら核心を突くアドバイスがとても役に立ちました。


上司のせいで会社を辞めたいあなたに(Rina→Joohee)
社会生活で出会える様々なリーダーのタイプを紹介し、それぞれのリーダーの特徴を知り、どうすればより良い仕事をすることができるかを語る本です。 コミュニケーションの仕事が多い方におすすめです。


👑私が持っているものを世界が欲しがるように(Journie → Jongwon)

会社を辞めて自分の名前を冠した本屋を8年間運営している著者の本です。 会社以外の人生、自分が本当にやりたいこと、セルフブランディングについて悩んでいる方に読んでほしいと思います。


📻 Super Normal(Tim → Rani)
産業デザインを勉強していた頃、片隅に置いてよく眺めていた本です。 仕事で悩むことが多くて頭が混乱している時、シンプルによくできたものを眺めていると心が落ち着きます。 私たちの身近に長く残っている普通のものをもう一度見る機会になると思います。


✍️ デザイナーの日常と実践(Rani→Carrie)
デザインスタジオを運営していた著者が10年間書き留めたメモや媒体に寄稿した文章、メールでやりとりした手紙をまとめた本です。 クールでないデザイナーの日常を赤裸々に吐露し、労働としてのデザインを語っています。 初心に立ち返りたいデザイナーにおすすめです。


伸びないデザイン(同心→Rina)
タイトルを見て、ある程度キャリアを積んだシニアデザイナーなら共感できると思い選びました。 20年近く様々な分野で働いてきたデザイナーの経験が書かれています。 目次の中で「デザイナーがディレクターを辞めなければならないとき」という部分に共感しました。 キャリアに悩んでいるデザイナーは読んでみるといいと思います。


最善を尽くすと死ぬ(ジュヒ→イイン)
最近、バーンアウトが来るかもしれないと思い、選んだ本です。 好きな作家さんが癒しのエッセイを出版したというので持ってきました。 仕事をしていると、どうしても日常を諦めて売り切れなければならないことがありますが、もし疲れたと感じる方がいたら読んでみることをおすすめします。


ディテールの発見(Carrie → Kate)
本を交換するということで、皆さんが重いものを持ってくるだろうと予想して、換気のために軽く読めるものを持ってきました。 素敵な空間や製品、サービスを見ていて見つけた一点一点が記録された事例集です。 製品にユーザーを惹きつけるような小さな魅力を盛り込みたいと思い、選びました。

 


上半期を振り返って、オデッセイ Check out

"デザイナーとデザインの話を思う存分することができてよかったです。 実際、チャプターで集まって共有することは、今やっている仕事と直接結びつかないので、なかなか時間が取れないですよね。 だから、このような場を設けることで、同じ専門分野の人同士で一つのテーマについて深く考えることができると思います。"

"入社して間もなく、目的組織に分かれているため、デザイナーと会って話す機会が少なかったのですが、オディデイを通じて深くコミュニケーションが取れて良かったです。 この場を皮切りに、業務に関連する困難や解決したい問題を持ち寄り、共有して解決できる時間に発展してほしいです。"

「イベント会場や、セッションの構成、ちょっとしたイベントまで全てが新鮮で良かったです。 この場を借りて、デザイナーが悩んでいることをもっと多くのアップステージスターの方々と分かち合えたらいいなと思います。

「チャプターの活動を何らかの形で記録して残しておくと意味があると思います。 また、毎回充実した楽しいイベントは難しいので、今日のオデデイの企画担当者のように、みんなで頭を合わせて新しい活動を考えてみてもいいと思います。

「生産的な活動をするのもいいですが、こうして集まっているだけでも相乗効果があると思います。 リモート環境なので、皆が一度に顔を合わせることも難しいので、会って自然に会話を交わすことで、ノウハウやヒントを得ることができ、業務に大きな助けになっているようです。

第1回目のオーディデイはこのように成功裏に終わりました。 難しい技術を素晴らしい製品に誕生させるために、今日も激しく挑戦しているデザイナーを応援しながらこの記事を終わります。Making AI Beneficial!

 
 
 
  • 2020年10月に設立したアップステージは、画像から目的の情報を抽出して利用できるOCR技術をはじめ、顧客情報と製品・サービスの特徴を考慮した推薦技術、意味ベースの検索を可能にする自然言語処理検索技術など、最新のAI技術を様々な業種にカスタマイズして簡単に適用できるノーコード・ロックコードソリューション「Upstage AI Pack」を発売し、顧客企業のAI革新を支援している。Upstage AI Packを利用すれば、データ加工、AIモデリング、指標管理を簡単に活用できるだけでなく、継続的なアップデートをサポートし、常時最新化されたAI技術を便利に使用することができる。また、AIビジネス経験を溶け込ませた実習中心の教育と堅実なAI基礎教育を通じて、AIビジネスに即座に投入できる差別化された専門人材を育成する教育コンテンツ事業にも積極的に取り組んでいる。

    アップステージはGoogle、Apple、Amazon、NVIDIA、Meta、Naverなどのグローバルビッグテック出身のメンバーを中心に、NeurPSをはじめ、ICLR、CVPR、ECCV、WWW、CHI、WSDMなど世界的権威のあるAI学会に多数の優秀論文を発表し、オンラインAI競進大会Kaggleで国内企業の中で唯一2桁の金メダルを獲得するなど、独自のAI技術リーダーシップを確立している。アップステージのキム・ソンフン代表は、香港科学技術大学教授として在職しながら、ソフトウェア工学と機械学習を融合したバグ予測、ソースコード自動生成などの研究で最高の論文賞であるACM Sigsoft Distinguished Paper Awardを4回受賞し、International Conference on Software Maintenanceで10年間最も影響力のある論文賞を受賞した世界的なAIの教祖と言われ、合計700万ビュー以上を記録した「みんなのためのディープラーニング」講師としても広く知られている。また、アップステージの共同創業者には、Naver Visual AI / OCRをリードし、世界的な成果を出したイ・ヒョルソクCTOと世界最高の翻訳機パパゴのモデルチームをリードしたパク・ウンジョンCSOが参加している。

    アップステージのホームページへ

 
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